こんにちはYoshiです!
夏も峠を越えてこれからは涼しくなっていく一方ですね。バイク乗りとしては嬉しい限りです。
本日は一年間SR400 に乗ってきた私がこの車種を総合的におすすめする理由を紹介します。
速すぎない
正直走っていて「うわっ今スピード出てたらヤバかった・・・」って事、SRでも十分にあります。特に初心者の時は顕著。
ゆっくり走ってもドコドコ楽しく、90キロになってくるとそれ以上で走りたくないと思わせてくれるSR。どんな速度探知機よりも優秀な安全装置がついているといっても過言ではありません。
比較的安全な速度域に自分をセーブさせてくれる。そんな相棒と共に初心者時代を過ごせて本当に良かったと思います。
トルクが太い
トルクがある事の良さの一つとして何がイイか?私は加速時のドコドコ間だと思います。しかもシングルで一発一発が離れており大きい分ドンドンとお尻にエンジンの力を感じることが出来ます。
この事によって加速の面白い、速くなりすぎない車体になっているのではないかと私は思います。
燃費が良い
やはり初心者の頃はコスパが気になるもの。SR400は400㏄でも大体30km程は一リットルで走ります。(2007年式)
一日ガッツリ楽しんで300㎞!レギュラーガソリン10リッターの伝票を見た時の満足感といったら!
負担が少ない分、バイクの魅力的な面に目線をフォーカスすることが出来るのではないでしょうか。
シンプル
基本的に無駄なものがありません。構造がわかりやすいというのは整備の知識を付けるにも、構造を理解して走りに役立てるのにも役立ちます。
転んでもパーツが安い・多い
転びます。2回軽く立ちごけしました。レバーが折れました。損害は2000円です。これがカウル付きで割れたりしたことを考えると・・・
最近は危なげなく操作できるようになってきたことを考えるとやはり初心者には転倒のリスクはつきものです。また、転んでも大丈夫という安心感はライディングスクールでの向上心にもつながり技術向上にも貢献します。
綺麗
タンクに移る湖面、美しい・・・
SR400に乗る人、選ぶ人はバイクに速さを求めるだけでなく、その佇まいやバイクを取り巻く景色との調和をどこか求めている人がいるのではないでしょうか。そんな方には超おすすめです。
特に写真を撮る人にはお勧めです。細部仕上げが美しく、後ろから見たぎっしり感はいつ見ても(ああ、いいなぁ~)と思ってしまいます。空冷エンジンには金属の塊感がありながら、形もつややかさも雫のようなタンクが自然と調和させてくれてどんな場所で写真を撮っても映えます。
なんだか楽しそうだからバイクに乗り出そう!と思っている方。SRにはいじって良し、乗って良し、撮って良し、感じて良し!と味わい深いバイクになり、自分だけの楽しみ方を見つける手助けになるのではないのでしょうか。
これから先も続いていく
約30年前から製造されているSR。これってすごいですよね!自分の親が乗っていたバイクとほぼ同じ形のものが現在も売っている。ロマンがあります。クラシックカーに乗ろうとすると整備が大変ですがSRならクラシックをお手軽といったらちょっとアレですが身近に感じられます。
また、今は生産終了してますが、復活が明言されていますね。きっとこれからもSR400の歴史は続いていくのではないでしょうか。
自分が親になり一回手放したものがほぼ同じ形で新品で買える。あの日あの時初めて乗ったバイクの上で感じた気持ち。数十年後にまた同じ車種の上で感じることが出来る。これってなんか、イイなあ~と思います。
キックスタートについて
キックスタート大変だって言いますね。慣れです。大変さ具合としてはごはん前に手を洗う位の手間です。習慣になってしまえばなんてことはありません。交差点も慌てなければ大丈夫です。怖かったら一回わざと安全な交差点のど真ん中でエンストするといいです。
エンストすると確かにセル付きより再始動に時間がかかります。よって発進の上達は早くなります。ある意味これもメリットかもしれませんね。
あと、何より自分の力でエンジンに火が入るって嬉しくないですか?自分のエネルギーをバイクに分け与え、生み出した力を制御してどこまでも走っていく。
小さな火にフーフー空気を送って大きな火にする焚火みたいな原始的な体験。そんな魅力がキックスタートにはあると思います。
まとめ
上がりすぎないスピードが自分の限界をそれとなく教えてくれる。懐の深い外見と雰囲気が走る以外の楽しみ方の幅を広げてくれる。外見は静かでスマート。でも乗り出すとエンジンの振動は直で良くも悪くもドコドコくるしうまく乗らないとガッチャガッチャ言いやすい。「ぱっと見控えめに見えて実は個性的で言う時は言う美人」といったバイクです。
技術面でも情緒面でも初心者を成長させてくれます。
さあ皆さん!この綺麗でちょいと変なお姉さんと一緒にツーリングに行きましょう。