中古で買ったCB750。2007年製と10年ちょっと前に走り出してから恐らくフロントフォークのオイルを交換されたことはないだろうとオイル交換をしてみました。
工具
パーツクリーナー
オイルを扱うので大切。ジャブジャブ使えるように大きなものを買います。
レンチ類
これらで事足ります。六角レンチは良いものがあったほうがいいかも。回すの大変でした。
良い道具があると作業が楽で安心して出来ます。
フォークオイル
ホンダ車ですがカワサキで。安いんです。(ホンダが高い?)粘度は少し柔らか目のようです。
以下リンクに詳しい情報アリ
http://totobs.la.coocan.jp/data/data_01.htm
油面調節用
家にあったチューブに100均のソース入れをくっつけました。ソース入れの先は吸いやすいように少し切って穴を広げました。程よい柔らかさがあり使えます。
ホースには油面の高さに合うようにテープを巻きつけました。
2007年製のCB750の油面データがネット上には無く、ショップに聞きに行ったところ以下の通りになりました。
量 |
49.4±2.5cc |
オイルレベル | 98mm |
粘度 | ♯10 |
廃油受け
廃油受け自体は300円で売っている事は知っているのですが今回は家にある物で代用です。箱に丈夫な袋を入れてトイレットペーパーに吸わせる作戦!
廃油を受けたさらに上からビニール袋で包めば漏れたりはしませんでした。
作業開始
前輪を浮かす
まずエイっと前輪を持ち上げてエンジンガードを片方を木の台に乗せます。その後反対側を車のジャッキで持ち上げていくとあら不思議ほんの少しだけ前輪が浮きます。
ちなみに片側で浮かそうとするとセンタースタンドの片側が微妙に浮かんで上手くいきません。
正直危ないです。マネする人は自己責任で。
フォークを外す
青を緩めて赤を外します。青は後の工程では回らない可能性が高いので最初に緩めましょう。しかしCB750は青が普通の眼鏡レンチで外れるのでとても楽です。
前輪を外していきます。車輪のシャフトとシャフトを支えるパーツをとめているボルトを抜いていくと前輪が取れます。
泥除けも外します。プラスチックなのが意外でした。
最後にホーンの裏のネジを緩めてフォークを下に引き抜きます。
緩めたフォークの上のネジを回します。
外すと上に飛び出してくるインナーチューブの上にリングが乗っているので注意。
正しくはスプリングとインナーチューブの間にワッシャーが入っているので注意です。
オイルを抜きます。色はグレーでしたが匂いはそこまで酷い状態ではありませんでした。
地面に垂れた部分のオイルの色はこんな感じ。意外と綺麗な色してますね。
フォーク上下を分解しない場合フロントフォークから出てくる部品はこの8つ。パーツクリーナーで洗浄していきます。リングを忘れやすいので注意です。
私も最初汚れたオイルと共に廃油受けに流し込んでしまい探すのにオイル遊びする羽目になりました。
フォーク本体もパーツクリーナーを流し込んでゴボゴボのばしたり縮めたりを繰り返して満足いくまで洗浄します。
どこにもピント合ってない・・・
イチゴシロップみたいですね。
オイルをフォークに大まかに半分ずつ入れたらフォークをのばしたり縮めたりしてエア抜きを行います。
ズゴゴゴゴゴと言わなくなるまで伸び縮みさせ一旦30分ほど置きます。
フォークオイルは量に意外と余裕が無いのでこぼさないように気を付けてください。入れている時に足りるのか心配になりました。
30分置いてオイルの中の気泡が上がってきたらもう一度満足するまで伸ばし縮みさせた後油面調整をしていきます。
図のようにフォーク上端から98mm地点に油面が来るようにオイルを吸い上げたり戻したりして調節します。
油面調節が終わったら分解したのと逆向きに組み立てていくだけです。
感想
ちょっと動きが良くなったかな・・・?オイルが別物(少し柔らか目)というのもあります。思ったよりもオイルが綺麗だったせいか大幅な変化はありませんでした。まあ、気分が違うのでよしとしましょう。
オイル交換だけであれば思いのほか簡単です。初めてでも3時間でできたので次からは1時間程で分解組み立て含めてできるのではないかと思います。